リーガルブログ

家族信託と税務②


こんにちは

 

 

9月に入りましたね。

台風が近づいてきていて、雨や風には充分注意をしてくださいませm(__)m

 

 

 

今日は、以前ご紹介しました家族信託と税務の続きです。

 

以前のはコチラから

家族信託と税務①

 

今回は司法書士にも関わりがある登録免許税、不動産取得税と固定資産税についてです。

 

まずは、登録免許税からです。

不動産を信託する場合、原則として信託登記をします。

なぜかというと、不動産の情報は基本公示されていますので、その不動産が信託されているかどうかは登記されない限り分かりません。登記をすることで信託財産であることを証明することが出来ます。

また、登記されることで分別管理ができ、信託財産としての独立性を保つことができます。

これらの理由から、不動産は契約締結後に登記を行います。(私たちの本職ですねw)

 

そのため法務局に申請する際に、登録免許税がかかってくるというわけです。

信託の登録免許税は以下のとおりです。

 

土地 固定資産税評価額 × 0.3%  ※軽減措置により

建物 固定資産税評価額 × 0.4%

となっており、売買や贈与よりも安い費用で行うことが出来ます。

 

不動産を生前贈与しようと考えている方は、家族信託を検討してみる価値はあるかと思います。

 

ただ、信託が終了し誰かにその不動産を帰属させるときは、基本贈与という扱いになってしまいます。

(※特例として相続としてみなされば、相続登記と同じ費用になります。)

そのため、信託をしたせいで費用が余計にかかってしまうということもありえます。

しっかりと出口をどうするのかを考えておく必要があります。

 

 

次に不動産取得税です。

不動産を取得したら、1回だけですが不動産取得税がかかります。

基本的に売買の場合は軽減措置があるのでかからない場合が多いのですが、贈与等でもらった場合は普通に課税されてしまいます。

では、信託した不動産はどうなるかというと、信託した段階では取得したわけではないですので、受託者の方に税金がかかることはありません。

信託が終了し、誰かに帰属した段階でかかってきます。

(※特例として、相続としてみなされればかかりません。)

なので、しっかりと考えて組成する必要があります。

 

最後に固定資産税です。

こちらは毎年1月1日に不動産を所有している方にかかってくる税金です。

5月頃納税の通知が来るかと思います。

この固定資産税は、信託をすると受託者のほうに届くようになります。

登記簿の所有者に届くためです。

ただ受託者はあくまで預っているだけですので、基本的には委託者の方が支払うというのが一般的です。

なので、不動産を信託する際は、ある程度の金銭も一緒に信託することになります。

 

 

おおまかではありますが、まとめさせていただきました。

その他にも信託は考えるや注意する点が多くあり、やはり精通した専門家に依頼するのが無難です。

ご興味や関心がある方は、お気軽にご連絡ください。

 

 

ではまた!