リーガルブログ

相続財産を放っておくと、国のものになる?


たけのこごはんを食べると、「ああ、春だなあ」と思います。
東開事務所の坂口です。 

さて、わたしも時折
お客様とお話させていただくことがあるのですが、
割とよく、こんなことをお聞きします。

「いや~、実は田舎に山があって、
亡くなった祖父の名義なんだけど、手続きしてなくてさ~。
でも、まあ放っておけば、いずれ国のものになるんでしょう?」 

…いいえ、一概にそうとは言えないのです!!!

相続財産が国のものになるためには、

①相続人が全くいない。

②亡くなったひとと特別な関係
(生計を一つにしていた、介護や病気の看護をしていた、など)
にあった方で、家庭裁判所が「このひとなら、いくらか相続してもいいだろう」と判断したひと
(特別縁故者、といいます)もいない。

という条件があります。

ですので、
お子さんやお孫さん、ひ孫さん、、、など、
相続人がいる限り、国のものになるときは来ません。
(しかも、相続人の数は、ねずみ算式にどんどん増えていく可能性が高いです)

銀行の預貯金は“休眠口座”という制度がありますが、
不動産には、今のところそういった制度はないので、注意が必要です。